ICFフランジは、内側に先の尖ったエッジが付いており、通常は銅製の“ガスケット”を挟んで外力を加え、ガスケットを塑性変形させることによってシールを行ないます。ICFフランジは、シール部分を含む材質が全て金属である為、ガスを透過しにくく、また熱に強い等の特性を持っています。
ICFフランジが金属を変形させてシールを行なっているのに対し、JISフランジはゴムのような弾性のある材料(主にバイトン)で作られた“Oリング”を挟んで外力を加え、Oリングを変形させることでシールを行ないます。使用されるOリングは弾性を持っているため、繰り返し使用することが出来ます。
INWフランジとも呼ばれるISOフランジは、ガスケット・ボルト・ナットを使用せずに、Oリング(主にバイトン)がはめ込まれた“センターリング”とセンターリングをはさんだフランジを外側より締付ける“クランプ”によってシールを行います。その為、工具を使用することなく容易に接続を行うことが出来ます。
またOリングシールですのでJISフランジ同様、繰り返し使用することが出来ます。