本項目では、弊社の基本的なICFフランジへの加工方法を紹介致します。
マルチポートフランジに関しては、単管型、特殊単管型、加工型、ゼロレングス型、埋め込み型、マウント型の6種類あり、それぞれの特徴を各項に分けて以下より説明致します。
パイプを使用することで、フランジの面間距離を十分に設定可能であるのが、最大の特徴です。
一方で、内径が使用パイプに依存されてしまうという欠点もあります。
単管型のみ、取り付けフランジのボルト穴をタップ式と貫通穴式から選択ができ、回転フランジを設置することも可能です。
単管型よりも口径の広いパイプを使用することで、チャンバーへの導入口を最大限に確保することができます。
また、ビューイングポートを使用する際には、視野角を広く取れることも特徴になります。
単管型と同様、パイプを使用しますので、面間距離を自由に調整出来ますが、取り付けフランジのボルト穴はタップ式のみとなります。
ベースフランジに取り付けフランジを乗せた状態で溶接したタイプとなります。
フランジの厚み分、面間距離を変えることが可能ですが(特注製作)、基本的に面間距離は標準のフランジ厚で固定となります。
尚、加工が行ないやすい為、最も安価に製作できることも特徴といえます。
(注)長めのボルトを使用して締め込まれた場合、溶接面に応力がかかり割れの原因となるだけでなく、リークの発生する可能性があります。締め付けの際は必ず適正サイズのボルトを使用してください。
取り付けフランジをベースフランジに埋め込む加工を施すタイプとなります。
ベースフランジ面から突出する事無く、ポートを設置可能であることが最大の特徴となります。
開口部を広くするといった加工も可能です。
(注)長めのボルトを使用して締め込まれた場合、溶接面に応力がかかり割れの原因となるだけでなく、リークの発生する可能性があります。締め付けの際は必ず適正サイズのボルトを使用してください。
ゼロレングス型の一種となります。
溶接部が無いことが、最大の特徴だといえます。
溶接でのリークの心配は全くありませんが、フランジエッジ面等を修復する際には、他の型と比べて加工時間を多く必要となります。
ゼロレングス型よりも締結部をチャンバーに近づけたタイプとなります。
チャンバーへ導入物を極力近づけたい場合や、対象物を近距離で観察、測定等を行う場合に最適だといえます。
(注)長めのボルトを使用して締め込まれた場合、溶接面に応力がかかり割れの原因となるだけでなく、リークの発生する可能性があります。締め付けの際は必ず適正サイズのボルトを使用してください。